いのちのことば社・フォレストブックス
「昆布を売るけど病気も売る」をモットーに精神障害を持つ人たちと「べてるの家」を立ち上げたソーシャルワーカーが語る「教会とは何か」
精神障害を抱え、生きる苦労と困難をもつ人々と共に生きる、型破りなソーシャルワーカーである著者。「教会が教会であるということはどういうことなのか?」「教会を誰も疎外されない場所にするには・・・」などについて豊富な経験から語る。
著者・訳者など:向谷地生良
ページ数:232頁
判型:四六判
ISBN:978-4-264-03313-4
向谷地 生良(むかいやち・いくよし)
ソーシャルワーカー。北海道医療大学看護福祉学部臨床福祉学科精神保健福祉学講座教授。 社会福祉法人浦河べてるの家理事。 1955年青森県生まれ。1978年より浦河赤十字病院医療社会事業部に勤務。79年より、町の古い教会(後のべてるの家)を拠点として、精神障害を体験したメンバーと共に、当事者の交流活動と共同生活を開始。84年に「浦河べてるの家」発足。2002年、全国で初めて当事者が理事長・施設長に就任し、社会福祉法人を設立。03年より北海道医療大学看護福祉学部臨床福祉学科で、ソーシャルワーカーの養成にあたりながら、メンバーと共に、「当事者研究」の普及を目指し、全国各地を飛び回る日々。 著書『べてるの家の「非」援助論』(医学書院)、『増補改訂「べてるの家」から吹く風』『精神障害と教会』(いのちのことば社)ほか。