東京ミッション研
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「後記」 より
「天皇制」を改めて考えた。この一つのシステムが生まれるために、どれだけ多くの人々(日本人)が長い歴史を通して家族を愛し、国を愛し、「良かれ」と信じながら、かかわりを持ってきたことであろうか。
特に、現代の日本の反映は、これら多くの人々の洞察や苦労があって生み出されたことに思いを深くせざるをえない。また、この繁栄を生み出すための犠牲となった方々の上に、今の平和と繁栄があることを思うと戦没者(軍人も、非軍人も、日本人も外国人も含めて)の方々にも深く頭がさがる。
このような場、このような時、このような心情を持って、主の十字架を見上げさせていただく時に、私達クリスチャンは何ができるのだろうか。家族を愛し、国を愛し、そして、さらにつけ加えて、「世を」(ヨハネ三・一六)愛し、「良かれ」と信じながら、この国で宣教を志すわれわれにとって、全世界としての世を視野に入れることをしないのは、主イエスをキリストとしてこの世に送ってくださった神にも、また、十字架でわれわれの救いのために、血を流し、肉を裂かれた主イエスにも、申しわけがたつのだろうかと自問させられた。
著者・訳者など:東京ミッション研究所編
ISBN:4-40041966-5
JAN:9784400000000