(取次)新曜社
内容(「BOOK」データベースより)
いま宗教は時代のキーワード。なかでも最大の影響力をもつキリスト教を抜きに世界の政治・経済を語ることはできない。キリスト教とは何か?その全体像を30個のキーワードを切り口に多面的に解き明かす。
内容(「MARC」データベースより)
宗教の中でも最大の影響力をもつキリスト教を抜きに世界の政治・経済を語ることはできない。30個のキーワードを切り口に、キリスト教の全体像を多面的に解き明かす。
抜粋
キリスト教の信仰は「イエス・キリスト」という呼び名のうちに集約されていると言える。キリスト教の最も簡潔な定義は、「イエスを神の子キリストと信じる宗教」である。同時に「史的イエス」と「宣教のキリスト」の分裂をめぐる現代の論争も、この呼び名のうちに含まれているのである。 イエス・キリストとは「キリストすなわちメシアであるイエス」を意味する。「キリスト」(Christos)とはヘブライ語の「メシア」(Masiah)のギリシア語訳で、それはもともと「油注がれたもの」の意味で、そこから救い主を意味するようになる。したがって、イエスをキリストと呼ぶことは、ナザレに生まれた人間イエスを救い主キリストと崇める信仰の表明であるが、それとともにキリストという称号をめぐる、いわゆる「キリスト論」の諸問題がそこから発生してくることになる。それはまずイエスの弟子たちが直面した問題であった。(「イエス・キリスト」より)
著者・訳者など:
ISBN:4-78850457-X
JAN:9780000000000
978-4788504578