日本ツラノ書院
QT(デボーション)の証しから、その具体的な方法まで。
みことばを黙想し、
日常生活に適用することによって、
主の似姿に変えられる祝福に
あふれますように!
今朝、神が一日を過ごすために与えてくださったみことばはありますか。毎朝起きて、神があなたに与えてくださるみことばを点検し、それを噛みしめてください。繰り返し噛みしめながら生活するならば、その一日はすばらしい恵みにあふれるようになるでしょう。それを見い出し、引き出し、探し出しましょう。ある時は誰かを赦しなさいと言われ、ある時は伝道しなさいと強く勧められるでしょう。怠けてはいけませんとたしなめられ、苦しみに耐えなさいと言われ、迫害の中でも耐えるようにとはげまされるかもしれません。また、慈善を施しなさいと勧められ、みことばを宣言しなさいという命令が来ることもあるでしょう。その時によって違います。ひとつずつそれを自分のものにしていくと、確かに私たちの生活すべてが、神の善き導きを受けるようになります。
目次
推薦のことば
第1章 ハ・ヨンジョ牧師のQTストーリー
第2章 QTの意味
一.QTはどのように始まったのでしょう
二.QTの目的は何でしょう
三.QTとはどのようなものでしょう
四.教会の中でどのようにQTをすべきでしょう
第3章 QTの重要性と益
一.QTは必ずしなければならないのでしょうか
二.QTをすれば幸せになります
第4章 QT入門
一.何を準備すべきでしょうか
二.基本がしっかりしなくてはなりません
第5章 QTの実際
一.基本動作
二.実践―いろいろな方法があります
第6章 QTアップグレード
一.霊的訓練を併行しましょう
二.QTをするときに注意すること
三.神の御声が聞こえないとき
第7章 QT経験談(ある聖徒の証し)
推薦のことば
二〇〇八年、ラブソナタ青森でハ・ヨンジョ先生とお会いした際、短時間でしたが、お話しできました。先生から流れてくる愛と謙虚で慈愛に満ちた眼差しに、自然と心が開き、私は心の内を打ち明けました。とても感動しました。初めての会話でしたが、平安があり親しさがありました。それは、無条件の愛を感じたからです。この本を通して、主イエスに出会い、主との深い霊的な交わり、その愛と恵みの中でみことばを黙想し、主と語り合うことは、あの時以上の感動、喜び、慰めがあると悟ることができました。キリスト者の喜び、恵みは、主イエスご自身との深く親しい交わりができることではないでしょうか。このたび、敬愛するハ・ヨンジョ先生が執筆された『幸せの秘訣QT』は、QTとは何か、QTをどのように実践するかという単なる方法論ではなく、QTを通して受ける恵みや祝福、そして教会形成の土台となる秘訣を教えられます。読者は、慰められ、希望が与えられ、さらに、具体的で建設的な動機づけが与えられると信じます。まず、家庭の祝福の管とされている父親、夫が一読されることをお勧めします。
青森バプテスト教会 牧師 佐々木昭正
「韓国の聖徒たちに抜けていることは、黙想ができないということです。大きな声で祈るけれど、静かに主の御声を聞き、深くそのみことばを黙想する訓練ができていません……」
戦後急成長を果たした韓国教会が今、抱える課題を的確に指摘し、悔い改めと希望とを明確に語ったものはこれまでなかったように思います。ハ・ヨンジョ牧師の率直な韓国教会への思いと聖書からのみことばの励ましは、日本の教会が感じてきたコンプレックスや失望感を、実は長所と希望だと思わせる不思議な一冊でした。日本人として、韓国教会への憧れから、これまでいろいろと真似をしても、どうもしっくりいかないジレンマを覚えていた方々も多いことでしょう。しかし、この本で語られる「QT」への招きとは、韓国人か日本人か、信仰が強いか弱いかなどが問われているのではなく、多くの人々の霊とたましいが根源的に慕い求める、「成熟したキリスト者として、どう生きる(在る)のか」が明快にされるものでした。この本を読み終えたとき、一人の日本人キリスト者として長年求め続けていた「神の国の宝」を発見したような平安と喜びが湧き溢れるのを感じました。
長崎バプテスト教会 牧師 友納靖史
このたび敬愛するハ・ヨンジョ師の御著書『幸せの秘訣QT』の日本語版が出版される運びとなりましたことを、心から嬉しく思います。これこそ待望の一書と言えるでしょう。本書を丹念に読了して「大きな喜び」と共に、「強い確信」と「衝撃」を覚えました。「大きな喜び」とは、本書を通してハ・ヨンジョ師とオンヌリ教会の今日の大きな祝福と成長の秘密の一つが、ここにこそあったことを明確に知ることができたからです。次に「強い確信」とは、まさに本書が懇切丁寧に解説してくれているように、もしも日本の教会とキリスト者がこの「QT」に真剣に取り組むならば、必ず沈滞していた日本の教会とキリスト者の体質を根本的に変革し、そこに大きな祝福と成長を見ることができるに違いないということです。そして「強い衝撃」とは、それにもかかわらずなぜに今日に至るまで、このすばらしい祝福に満ちた「QT」に真剣に向かい合い、それに取り組まなかったのかという自らの無知と怠惰に、強く気付かされたことです。そこで皆さまにも是非本書の愛読をお勧めし、ともに「QT」に取り組もうではありませんか!
ウェスレアン・ホーリネス教団 淀橋教会 主管牧師 峯野龍弘
著者・訳者など:ハ・ヨンジョ
ISBN:978-4-93153441
ハ・ヨンジョ / 河用祚 牧師
柔和で温かい牧会者。
イエス・キリストの福音を目に見えるかのように鮮やかに証しする説教者。
韓国・建国大学と長老会神学大学を卒業し、アメリカ・バイオラ大学名誉文学博士号とトリニティー神学大学名誉神学博士号を取得、現在オンヌリ教会主任牧師、全州大学理事長、CGNTV理事長、 Duranno書院代表、明知大学名誉哲学博士、韓東大学理事、トーチトリニティー神学大学院の総長である。
著書には、『幸せな朝』、『荒野の祝福』、『イエス・キリストの7タッチ』、『使徒の働きの教会をめざして』など多数がある。