福音館書店
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花祭りは、愛知県の奥三河地方に七百年前から伝わる祭りです。真冬の11月から3月にかけて、17カ所で行われ、夜を徹してさまざまな舞が奉納されます。幼い子どもが初めて舞う「花の舞」から、「三つ舞」、「地固めの舞」さらに「四つ舞」と、あたかも通過儀礼のように歳を重ねるにしたがって舞が変わり、子どもは花祭りとともに成長します。村の家々が祭りの役を担い、村人は、花祭りの舞庭にそれぞれの思いを刻み、生命の安らぎを得てきました。しかし、過疎化による後継者不足が深刻な事態になり、かつては男の子だけに許された舞を、女の子も舞うようになりましたが、状況は変わりません。長年にわたり、花祭りと村人の暮らしのかかわりを撮りつづけた民俗写真家が、時代の波に洗われ変遷する山村の暮らし、そして消えようとする村の伝統の灯を守るべく、新たな可能性を模索する人々の姿を、豊富な写真とともに描く、希有な生活誌です。
自分で読むなら:小学高学年から
著者・訳者など:須藤功
ISBN:4-83401703-6
JAN:9784830000000