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人の子イエス(みすず書房)

みすず書房
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使徒たち、マグダラのマリア、総督ピラト、ペルシアの哲学者、ユダヤの大祭司、ナザレの隣人など、同時代人七十数名の証言のかたちで描くイエスの生涯。
イエスの言葉と行いが、福音書の記述と異なっていたこともあったろう。
笑い、夢み、愛したイエス。その語りは人の心の中心を射抜いた。
憎まれ、侮蔑され、十字架上で死んだイエス。彼は武装したローマ帝国と伝統を固守するユダヤ社会を前にひとり立った。
「人の子」イエスは、人の飢え渇きをわが身で知っていた。本書の登場人物たちの孤独、苦痛と怖れ、悲しみ、執着、情熱と憧れは、わたしたちのものでもある。
著者ジブラーンは、初期キリスト教発展の地レバノンのマロン派の家に生まれ、渡米。ジョン・レノンにも愛唱された、米国で今も最も著名なアラブ系詩人である。
読者は頁の中で、今も地上を歩む「人の子」イエスに出会うだろう。

 
【目次】
ゼベダイの息子ヤコブ  この世の王国について
マリアの母アンナ  イエスの誕生について
チュロスの弁論家アサフ  イエスの話しぶりについて
マグダラのマリア  初めてイエスと出会ったとき
ギリシャの薬売りフィレモン  偉大なる医者イエス
ペトロと呼ばれるシモン 私が弟とともに呼ばれたとき
大祭司カヤパ
ヘロデ王の家令の妻ヨハナ  子どもたちへの愛
カナの花嫁、ラフカ
ダマスコのペルシャ人哲学者 古の神々と新たなる神
イエスの信徒ダビデ  実際的なイエス
イエスの弟子ルカ  偽善者について
マタイ  山上の垂訓
ゼベダイの息子ヨハネ  イエスのさまざまな呼び方
カペナウムの若い祭司  魔術師イエス
ナザレ近郊に住む富裕なレビ人  良き大工イエス
南レバノンの羊飼い  あるたとえ話
洗礼者ヨハネ  牢獄で弟子のひとりに語る
アリマタヤのヨセフ  イエスの一番の目的
ナタニエル  イエスは柔和にあらず
アンティオキアのサバ  タルソスのサウロについて
サロメが女友達に  満たされぬ願い
女弟子ラシェル  イエス、幻影にして人間
ベツローネのクレオパ  律法と預言者について
ステファノの友人、ガダラのナアマン  ステファノの死について
トマス  祖先から受け継いだ不信の心
律法家エルマダム  はぐれ者イエス
マリアという名の女  イエスの悲しみと微笑について
ギリシャの詩人ルマノウス  詩人イエス
弟子のレビ  イエスを辱めようとした者たち
ガリラヤの寡婦  非情なイエス
イエスの従兄弟ユダ  洗礼者ヨハネの死
砂漠から来た男  両替商について
ペトロ  弟子たちの将来
バビロンの占星術師メラキ  イエスの奇蹟
ある哲学者  驚異と美について
ナザレの老人ウリヤ  故郷でよそ者だったイエス
詩人にして、律法議会の最年少議員ニコデモ  愚者と手品師について
十年後のアリマタヤのヨセフ  イエスの心の二つの流れ
ベロタイのゲオルゴス  よそ者について
マグダラのマリア  甘い、柘榴のごとき語り
ナザレ人ヨタムがローマ人に  生と存在について
エリコのエフライム  もう一つの婚礼の宴
テュロスの商人バルカ  売買について
シドンの女大祭司プミヤが女神官たちに  祈祷歌
律法学者ベニヤミン  死者は死者に葬らせよ
ザアカイ  イエスの運命について
ヨナタン  睡蓮の歌
ベツサイダのハンナ、七十三歳の年に  伯母を語る
エルサレムの律法学者マナセ  イエスの語りとふるまいについて
カエサリアのエフタ  イエスに倦んだ者
イエスに愛された弟子ヨハネが老境で  言葉たるイエスについて
ポンペイ人マンヌスがギリシャ人に  セム族の神について
ユダヤ総督ポンティヌス・ピラト  東方の宗教と儀式について
エフェソのバルトロマイ  奴隷たちと追放者たち
マタイ  監獄の壁の前でのイエス
アンデレ  娼婦について
金持ちの男  所有について
パトモスのヨハネ  恵み豊かなイエス
ペトロ  隣人について
エルサレムの靴直し  偏見のない人
マリアの隣人、ナザレ人スサンナ  イエスの若さと男らしさ
ユストとも呼ばれたヨセフ  旅人イエス
フィリポ  彼が死んだとき全人類が死んだ
ヤムニアのビルバラ  短気なイエス
ピラトの妻がローマの婦人に
エルサレムの城外に住む者  ユダについて
狂人と呼ばれた老羊飼いのギリシャ人サルキス  イエスとパン神
大祭司アンナス  暴徒イエス
マリアの隣人の女  悲歌
宿屋の主人、太っちょアハズ
バラバ  イエスの最後の言葉
ローマの衛兵クラウディウス  ストア派的なイエス
主の弟ヤコブ  最後の晩餐
キレネのシモン  十字架を運んだ方
ユダの母キボレア
ビブロスの女  哀悼
マグダラのマリア〈三十年後)  霊の復活について
レバノンから来た者(十九世紀後)

訳者解説  アラビア語と英語のはざまで

著者・訳者など:カリール・ジブラーン
小森健太朗
四六判 タテ188mm×ヨコ128mm
320頁
ISBN:978-4-62207606-3

カリール・ジブラーン Khalil Gibran
1883年、レバノン山間部の村ビッシャリでマロン派キリスト教徒の家庭に生まれる。貧困のなか1895年に渡米、ボストンで初等教育を受け、英語を習得する。98年、レバノンに帰国してアラビア語を修め、高等学校で文学と宗教を学ぶ。1902年に再渡米後、アラビア語で作品を書く。08年から2年間、パリで彫刻家オーギュスト・ロダンに師事し、「現代のウィリアム・ブレイク」と評された。18年、初の英語著作『狂人』、23年、代表作の『預言者』を刊行、『預言者』は世界30か国以上に翻訳された大ベストセラーとなった。ジブラーン唯一の長編『人の子イエス』をふくむ合計7冊の英語著作、アラビア語で書いたほぼすべての著作の英訳が刊行された。48歳でニューヨークの病院で没。ジブラーンは現在も米国で最も有名なアラブ系作家である。

小森健太朗 こもり・けんたろう
1965年大阪生まれ。東京大学哲学科卒業。東京大学教育系博士課程修了。現在、近畿大学文芸学部で創作講座をうけもつ。ミステリー作家。82年、『ローウェル城の秘密』が史上最年少の16歳で第28回江戸川乱歩賞の最終候補作となり話題を集める。大学・大学院時代はニーチェを研究対象とした。ジブラーン『漂泊者』(共訳)、ジブラーンの親友であったミハイル・ナイーミの著作『ミルダッドの書』(ともに壮神社)を翻訳し、著書にイエス伝に取材したミステリー小説『神の子の密室』がある。長編小説に『魔夢十夜』(原書房)、『マヤ終末予言「夢見」の密室』(祥伝社文庫)、『グルジェフの残映』『大相撲殺人事件』(文春文庫)など多数。『探偵小説の論理学』(南雲堂)で本格ミステリー大賞(評論部門)、『英文学の地下水脈』(東京創元社)で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)受賞。

*ここに掲載する略歴は本書刊行時のものです。

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