日本キリスト教団
キリスト教月刊誌『信徒の友』記事に書き下ろしを加えて書籍化する、信仰生活(再)入門シリーズ
何千年も昔にイスラエルの民に与えられた「十戒」は、なぜ教会の信仰として今も唱え続けられているのか。新型コロナウイルスによる混乱に至るまでの現代的問題に目を向けつつ、その意義を紐解いていく。多彩な執筆陣による、現代を生きるキリスト者にとっての十戒を知る決定版!
【目次】
はじめに……吉岡光人
前文 わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である
神の子たちの自由と尊厳のために……荒瀬牧彦
第一戒 あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない
真の神とは誰を救い、誰を守る神なのか……浅見定雄
第二戒 あなたはいかなる像も造ってはならない
第二戒と金の子牛の物語……牧野信次
第三戒 あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない
その名に現された神の愛……大村 栄
第四戒 安息日を心に留め、これを聖別せよ
1時間を聖別し、創造の秩序を回復する……小友 聡
2中断の祝福……柏木哲夫
第五戒 あなたの父母を敬え
恵みの神が与えた自我からの解放の言葉……石川 立
第六戒 殺してはならない
1命の尊厳……松本敏之
2自死で逝ったあなたを憶えて……塩谷直也
第七戒 姦淫してはならない
わたしたちの交わりが神によって祝福されている……笹森田鶴
第八戒 盗んではならない
物を盗まなければそれでいいのか?……西之園路子
第九戒 隣人に関して偽証してはならない
神と人との名誉と誠実さを考える……若月健悟
第十戒 隣人の家を欲してはならない
ポスト・フクシマとコロナの時代に……川上直哉
著者・訳者など:吉岡光人 編
ISBN:978-4-81841062-6
JAN:9789780000000