天命に委ねて人事を尽くす ―農的くらしの豊かさ―(87136)

イーグレープ
発売日:2010/01/15
「人間疎外」の時代に土に触れてつながる喜び
農政に携わり、田舎をこよなく愛する著者の実践録

あとがきより
本書のタイトル「天命に委ねて人事を尽くす」には、この世に生を受けて以来、いくつもの困難な事態に直面しながらも、父なる神の愛、御子イエスと聖霊の働きにより、試練を乗り越えることができ、使命を与えられ、今も自分が生かされているという思いをこめました。副題の「農的くらしの豊かさ」については、自然は、その厳しさを通して生きる力を与えてくれること、自然の背後に創造主の働きがあり、我々を導いておられること、食と農を守り育てることが心の豊かさにつながるといった思いからサブタイトルに選びました。最後の章は、主題と副題のまとめとして、今日の試練の時代を乗り越えるには、聖書に基づく人生観、歴史観、自然観が大きな力になるという思いを短くまとめてみました。

著者について
(略歴)1950年9月4日兵庫県西宮市生まれ
1975年 東京大学法学部卒業、農林水産省入省米国インディアナ州立パデュー大学農業経済学部大学院留学、栃木県農業経済課長、在連合王国日本大使館参事官、企業振興課長、林野庁管理課長、農村振興局総務課長、秘書課長、国際部長、統計部長、農林水産政策研究所長等を経て2008年退職、現在農林中央金庫監事、クロスロード・インターナショナル葛西教会員、インターナショナルVIPクラブ霞ヶ関世話人・主な著書「田園大国イギリスの豊かさ」(全国農業会議所)「21世の農業・農村を創る」(家の光協会)(共著)主な翻訳(共訳)「アメリカのフードシステム」(日本経済評論社)「ショーは始まった−米国農業のサバイバル戦略」(農林統計協会)

レビュー
. 危機の時代をどう生きる

(災害は忘れた頃にやってくる)
 兵庫県西宮市生まれの私は、郷里を出て東京の大学に行くまでおよそ地震というものを経験したことがありませんでした。阪神淡路大震災は、六千人を超える死者を出すという大惨事、亡くならた方や遺族のことを思うといまだに胸が痛みます。心より哀悼の意を表します。一九九五年一月十七日早朝、郷里の母から電話が阪神淡路大震災の発生を知らされてまさかと耳を疑いました。不幸中の幸いとでも言いましょうか、実家は半壊し、家具は横倒しになったものの、両親は無事でした。職場に行ってテレビを見ていると被害は時々刻々拡がり、想像を絶する規模になりました。当時農林水産省の食品流通局企業振興課の課長をしておりましたが、所管する神戸の食品コンビナートの護岸や施設が崩壊し、機能がマヒしているという連絡が入りました。そこは、海外からの小麦や大豆などを輸入して製粉工場や、製油工場など生活の基礎的食料を生産する一大食品工場団地でした。農林水産省には、すぐに災害対策本部が立ち上げられましたが、私は、とにかく郷里の近くで土地勘のある私自身が行くしかないと判断し、一人で、現地に向かいました。br実家のあるJRの甲子園口までは、なんとか電車が動いていました。甲子園口についてみると、駅前の高層マンションは完全に倒壊し、多くの住民が瓦礫の下敷きになっており、立ち入り禁止の中で懸命の救出活動が続けられていました。その痛ましい光景を目のあたらにして、私は呆然としました。実家に着いて自転車を取り出し、すぐに神戸に向かいました。途中の道は、至る所建物が崩壊して道をふさいでいました。国道に出ると、車の大渋滞で、歩いた方が早いといった状況でした。2時間ぐらいかかって神戸市東灘区の食品コンビナートに着くと、数万トンの貨物船が接岸して穀物をサイロに移し替える護岸のコンクリート自体が崩壊し、工場施設も大きな打撃を受けていました。関係者の話では、復旧に数百億円かかるのではないか、しかも台風シーズンに間に合わせるのは、半年間の猶予しかないとのことでした。
目次
. 危機の時代をどう生きる
災害は忘れた頃にやってくる
米国発世界同時多発不況
オバマ大統領のビジョン
霞が関も大揺れ
憩いを与える農業・食品ビジネス
ピンチの後に逆転のチャンス
創業の精神と変革の力
自然に学び、自然に憩う
冬来たりなば、春遠からじ
供ヅ渓燭鮹里
天職との出会い
ノブレス・オブリージュ
サーバントリーダシップ
神と人とに仕える
プロテスタンティズムの倫理と商人道
.天の恵みと食・農
1土と共に生きる
 都市・農村の交流と自然体験
 ガーデニングの実践
2フードクライシス(食料危機)はありうるか?
 世界的な食料の供給不安
 世界の食料需給の見通し
 バイオエタノール需要と中国・インドの食料需要
 現代のヨセフ物語
3.食と農業の将来
 食料の自給力を向上させるには?
 エサ米の生産拡大と米粉の普及
 意欲のある担い手を育てる
 自然環境と地域を守る
 食農教育と途上国の農業支援
 天の恵みに感謝
検‥渓燭飽僂佑匿融を尽くす
国有林野の改革
試練に打ち勝つ
空の鳥を見よ
揺れても沈まず
.出会いと導き
ご縁とお陰
ふるさとの原風景
栄冠は君に輝く
だんご二兄弟
大学には入ったけれど
人生の師との出会い
米国のホストファミリーとの出会い
日英交流における出会い
父の遺言―お別れに臨みて
日々の感謝と愛すること
此ス嗅遒糧猜に
たとい全世界をもうけても
楽園の回復
あとがき

著者・訳者など:小西孝蔵
絵:イラスト・本文:小西はんな
ページ数:130

判型:B6判並製
ISBN:978-4-903748-31-3
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